平島鉄也
○金属や木を素材として、主に動物をテーマとしたオブジェ、アクセサリーなどを制作しています。 個展、グループ展など年に数回開催。
○一般、子供を対象とした造形教室を開いています。
○その他芸術活動
略歴
1970 埼玉県に生まれる
1996 東京芸術大学工芸科鋳金専攻卒業
1998 東京芸術大学大学院美術研究科鋳金専攻修了
東京芸術大学研究生
賞暦
1994 平山郁夫賞受賞
1995 内藤春治賞受賞
1997 安宅賞受賞
主な展覧会
1997 平島鉄也・三上慎之介 二人展(埼玉近代美術館)
2001 平島鉄也展(Pepper's Loft Gallery 銀座)
2002 「平島鉄也」展(麻布アートサンサシヨン)
2003 平島鉄也展 -木と金属の動物-
(K・PLANET gallery 渋谷)
2006 山海の森の工芸 村瀬可衣・平島鉄也二人展
(玉川髙島屋) 平島鉄也展-動物圏-(Gallery EL・POETA さいたま市)
2007 平島鉄也 作品展
(特定非営利活動法人 中之沢美術館 前橋)
2008 アート&アクセサリー 平島鉄也金工展
(杏屋 会津若松市)
2009 平島鉄也展 -成長-(庭園ギャラリー櫻守)
2010 新しいリビングのうつわとオブジェ展Ⅱ(日本橋髙島屋)
2011 くらしと工芸 -陶磁 鋳物 漆-(青山 桃林堂)
その他、展覧会 グループ展多数
現在、埼玉県春日部市の工房Art & Craft Studio T-BOX にて制作活動、造形教室を続ける。
http://hirashimatetsuya.com/
小さい頃から生き物が好きで、昆虫や魚を捕まえたり飼育したりしていました。水槽の前に噛り付いていつまでも眺めていたことを覚えています。
自分の作品を制作するようになると、自然とその記憶がよみがえり当たり前のように生き物を制作するようになっていました。カブトムシを捕まえていたドキドキ感、魚の水槽を眺めていたワクワク感。自分が感じていたそれらの気持ちを形にしたいと思い制作しています。
そんな中、昆虫を捕まえに行った森や林は少なくなり、魚を釣りに行った川はコンクリートで固められ立ち入り禁止になっていきました。魚も明らかに種類が減り、自分が生きているほんの数十年の間にこれほどまでに変わるものなのかと愕然とします。今まで生きてきた中で感じてきた人間の営みと自然環境の関係。人間は何のために存在するのか・・・いろいろな問題を抱えつつもこれほどの科学や文明、思想を生み出しさらに進もうとしている私達人間には、やはり存在する理由があるように思えてなりません。いつしか、それらをテーマにした作品も制作するようになって行きました。しかし、それはネガティブなものではなく、建築物と動物が融合しバランスを保ち存在している理想を求める形になっていきました。
2007.6.5 平島鉄也
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