プロフィール
柿渋と草木の重ね染め 雪花絞り 嵐絞り
絞り染めの産地有松に伝わる雪花絞りの再現と研究を試みながら、実験を繰り返すような気持で、自然現象から生まれる模様を染め続けています。
地色は柿渋で下染めして草木の染料を染め重ねることで、深みのあるナチュラルな色合いにしています。
真夏だけでなく、春、秋に着られるような色味の反物を染めたい、半衿や帯揚げなど、小物とのコーディネートを楽しみながら、変化のある着こなしを試してみたい、私自身はそう思いながら染めています。
日々の制作や、試行錯誤の過程などをブログにつづっています。
せみのはねのブログ(私の染色ノート)
https://tie-dye.cocolog-nifty.com/blog/
*せみのはね*のショップ名の由来ですが、本来薄くて張りのある織物のことを蝉の羽のようなと表現します。
私は織りではなく染めなのですが、なんとなくそこはかとないニュアンスが好きなのでショップ名にいただきました。
ところで最近は蝉の羽のような織物といっても知らない人の方が多く、透き通るような羽の蝉よりアブラゼミの方が圧倒的に多いので、柿渋染めの色も入れていいかなと勝手に思っています。
雪花絞りの模様には林の中の木漏れ日のような雰囲気も感じて、せみの声が似合うようにも思います。そして、やっぱり漢字ではなくてひらがながいいと思いました。
せみのはね 永島洋子