截金 “KIRIKANE”
截金は飛鳥時代から引き継がれてきた日本の伝統技法です。
4枚に焼き合わせ厚みを持たせた金箔を竹刀で切り分け、その金箔で文様を織りなします。
2本の筆を使い、1本の筆に金箔を巻きつけ、もう1本の筆でふのりをつけながら金箔を貼り付けていきます。
金箔の接着に使用されるふのりは自然素材のため強度が弱く主に仏像、仏画などの直接手に触れることのない美術品とともに発展してきました。
そこでKIRIKANEのアクセサリーは、截金の技法、表現をそのままに、耐久性を上げるためふのりの代わりに漆を代用する〝漆截金〟という独自の技法から生まれました。
1000年以上昔からある素材のみで作り上げたKIRIKANEのアクセサリー。
その素材にこだわっているのは、現代に残る工芸品の数々が耐久性と経年の美しさを証明してくれているから。
寺社仏閣などの修復も手がける截金師が、一つ一つ想いを込めて作り上げています。
小塚桃恵
京都伝統工芸大学校木彫刻科卒業
卒業後京仏師のもとにて彩色職人として弟子入り。
修行中、截金を独学し彩色截金師として経験を積んだ後に独立。
仏師、彫刻師の夫と共に小塚工房を立ち上げる。
現在は仏像仏具、木彫刻の制作、修復(彩色・截金担当)の仕事をする傍ら、装身具ブランド『KIRIKANE』を立ち上げ、独自の技法“漆截金”の技法を用いたアクセサリーを提案、また壁掛けやオブジェなどの現代のライフスタイルに沿った作品を制作している。
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