プロフィール

金工作家 兼 デザイナー Shota Kumijiが
デザイン、製作を手掛ける生活雑貨ブランド
KUMIJI (クミジ)。

「本来の姿」をコンセプトに、
空間に調和する自然体のデザインを目指して、
永く使える暮らしの道具を提案。

時間を経てより一層魅力が高まる、
ありのままの美を纏ったプロダクトをお届けします。

––––––––––––––––––––––––––––––

「本来の姿」というコンセプトに込めた想いとは、近年の住環境やそれにまつわる道具への違和感です。

ひと昔前までは、全てのものが「本物」の素材で出来上がっていました。
室内の壁や柱、床、取手など、またキッチン道具や文房具など。

しかし近年○○風や○○調といったような、
見かけだけの美しさを得るために安価な素材の表面に特殊な処理を施し、
高級感を演出しているモノが多くなったように感じています。
そういったモノは、五感で触れた時にどうしても違和感が生じてしまいます。
ひいては、その場の空気感さえも心地良いものとは言えなくなります。
また最も問題なのは、出来上がった瞬間だけが最も美しく、その後早いスピードで劣化していくことです。

生まれた瞬間が最も美しいとされるモノよりも、
使い込んでいくうちに深い味わいに変化していくモノの方が、
永く使えて心地良いモノになっていくのではないでしょうか。

手にした時が美しさのピークではなく、時間を経てより一層魅力が高まっていくモノを。
永く使ってもらうには、奇をてらわず、簡素で、普遍的で、でもあたたかみのあるモノを。
使い手の暮らしに寄り添った、ありのままの美をまとった道具を創っていきます。

––––––––––––––––––––––––––––––

組地翔太
Shota Kumiji

法政大学大学院にてプロダクトデザインを学んだ後、建築金物の業界へ。
歴史建造物の復元やモニュメント製作、金属雑貨製作などに携わり、鋳造、鍛造、鍛金に触れ合う。
その後プロダクトデザイン事務所での勤務を経て、KUMIJI DESIGN設立。
デザイン活動のみならず、作家としてオリジナルプロダクトの開発も行う。