プロフィール

　ご覧になっていただき、ありがとうございます。
　様々な色の1㎜足らずの小さなビーズと糸だけを使って、「織物」の布を作るように、ビーズでその「布」を作り、ラリエットなどのアクセサリーやパーティバックを制作しています。

　もともと、ハイネックやタートルネックにも使える長いネックレスが欲しくて、いろんなお店で探していました。たまたま手芸店で丸小ビーズやチェコビーズ、スワロフスキーなどを使ったビーズアクセサリーをみつけ、テグスやワイヤー、Tピンなどを使用して色々なアクセサリーを作って楽しんでいました。
　15～16年位前に「ビーズ織り」というものがあることを知り、「布」のようになった小さなビーズのなんともいえない上品で綺麗な輝きに感動しました。早速作り始めたところ、手法は単純な作業に思えたのですが、単純さ故にかえって難しく、なかなか出来ませんでした。1㎜足らずの小さなビーズを針でひとつひとつ拾っていく根気と丁寧さ、ビーズを織物の「布」のように綺麗にはめていくテクニックが必要でした。
　やっと、ひとつの作品が出来た時は本当にうれしいものでした。

　ラリエットに使用されるビーズの数は、約10,000粒以上、バックに使用されるビーズの数はおよそ25,000～30,000粒になります。
　ラリエットのデザインを考え、ひとつひとつの色を決め制作していきますが、およそ7日～10日位かかります。デザインや色決めがうまくいかないと、もう少し時間がかかります。
　パーティバックの制作には、1ヶ月は必要になります。
　
　この「ビーズ織り」は、従来にない「布」のような柔らかいアクセサリーであり、洋服と調和できるアクセサリーだと思っています。形は同じですが、色合いやデザインで全く違うものになります。ポップになってみたり、シックな感じになってみたり、アンティークな感じにもなります。
　これが「ビーズ織り」の面白さであり、他のアクセサリーと違う点ではないかと思います。作り手の生み出すデザインや色で、アクセサリーが変化します。
　
　以前、作品をご覧になられた方に、「アートのアクセサリーみたいですね。」とおっしゃっていただいたので、おこがましいのですが、デザインを重視したアクセサリーとして作っていきたいので、「アートアクセサリー」と表記させていただいております。

　それ故、「一点もの」にこだわって作っております。
　同じ物を何点か作る方が楽なのかもしれませんが、同じ「ビーズ織り」のラリエットをつけられている方と偶然に出会われた時、それが同じデザインの物だと私は嫌かな？と思いますので、「一点もの」にこだわって作りたいと思っています。頑張って挑戦していきたいと思っています。
　
　ひとつの作品が、おひとりのお客様のもとへ届いていくというご縁を大切にしたいと思います。