プロフィール
オランダ人のバーバー・ウステンブラグです。日本の友人の協力で、日本の美しい文化に触発されて作った作品を、こちらで紹介する事になりました。大変うれしく思います。
私は幼いころ持っていた憧れや夢をドリーム・アートという作品にしています。「お姫様になりたい」とか「女優になりたい」とか「消防士になりたい」とか。子どものころは誰もがそんな夢を持っていたのではないでしょうか。それを私は絵や写真で表現しています。
私の憧れはコスチュームでした。美しいドレスや伝統的な衣装にとても心惹かれます。バロックやロココ調のごてごてしたものではなく、シンプルなラインのものが幼いころから好きでした。そして長じて着物に出会ったのです。美しいシンプルなラインに美しい文様。その由来や伝統を知れば知るほど夢中になりました。
私は1990年代の、まだインターネットが無かった頃から苦労して着物を集めるようになりました。本だけの知識で着物が着られるようになり、今オランダで着付けの仕事もしています。そして着物は私の作品の中に、頻繁に登場するようになりました。
私と日本とのつながりは大変深くなりました。オランダに居ながら着物をよく着ますし、1-2年に1度日本を訪ねるのを楽しみにしています。着物を通じて日本の友人もたくさんできました。2010年に着物雑誌の七緒に紹介していただいたことも、大変誇りに思っています。日本の着物市に行くと、記事を見た方から見ましたよと声をかけられるようになりました。
あなたが子どものころ持っていた憧れや夢は何でしょうか。どうぞ聞かせてください。私はそれを美しく装ってドリーム・アートとして表現したいと思います。