木彫り作家の鶏口舎(けいこうしゃ)です。
作品のテーマは『祈りと希望に、少しのユーモアを』です。
受け継がれてきたぬくもりに、新しい物語を込めて、見た人を笑顔にするような、集めて楽しい、小さな作品を作っております。
民芸品や郷土玩具のように、日々の暮らしに寄り添い季節を感じ、何か幸せが訪れるような、そんな作品が作りたいと思い、制作をしております。
鶏口舎の鶏口は「鶏口牛後」ということわざから、もらいました。
○○舍というお店の名前をつけたいと思っていましたので、鶏口舍にしました。
材料は天然木曽檜(ヒノキ)で、アクリルガッシュで色をつけています。日本は古来から大事なものをヒノキで作ってきた文化があります。
木曽檜は気候条件が厳しい深山で育つため、木目が詰まっていますが、とても柔らかく、香りが良いです。
最初は親戚や友人などにあげるために、いろいろなものを作っていましたが、招きねこを一度作ってから民芸品を作るおもしろさに魅了されました。
完成されたシンプルな形、色使いやその素朴な顔は、古いものとは思えなく、私にはとても新しい魅力に感じ、自分でも作ってみたいと思うようになりました。
本などを見ながら、郷土玩具をモチーフ、オマージュしたものを作っています。
日々の暮らしの中から生まれた、祈りの思いなどを託した郷土玩具に、私自身が強く惹かれます。
もう作り手がいなくなってしまった、郷土玩具を大変残念に思います。
本家本元のものには到底かないませんが、こんな素晴らしいものがあるのだと、知ってもらうきっかけになれば良いと、僭越ながら思っています。
猫が好きなので、猫を題材にしたものが多いです。
同じ大きさの木から、同じかたちを彫って、同じ顔を描いていますが、微妙に雰囲気のちがうものになります。
そこを手彫りの良さだと理解していただけますと、幸いです。
「良い材料が良い作品を作る」という、信念があります
長く生きてきた木は、小さく製材されても、生きています。
天然木曽檜(樹齢300年以上)や、更に樹齢の長い木は、彫っていると中に誰かいるような、魂を感じます。
「木は二度生きる」という言葉がありますが、”第二の人生を誰かの大事なものとして生きて欲しい”と願っております。
一点ものの作品などは、特別な材の良さも感じていただけましたら、幸いです。
山奥からやってきた大樹を
最大限多くの作品に転生させる
小さく挽いた材に、最大限の世界観を緻密に丁寧に刻み
少しのユーモアや
祈りを籠めて塗る(描く)
それが、鶏口舎流です
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【その他関連情報】
埼玉県在住
1978年生まれ
30歳まで会社員をしていましたが、退職を機にずっと興味のあった木彫りを趣味で習い始めました
木彫りの面白さに魅了され、販売をしてみたいと思うようになりました
2013年5月に鶏口舎をはじめました
ハンドメイドサイトを通じて、お客様との心温まる出会いに日々感謝しております
作品についての質問などは、お気軽にどうぞ
*ホームページ*
https://keikousha.com/
*ツイッター*
https://twitter.com/kiboritoe
プロフィール
イベント
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2024/11/1(金) 〜 2025/2/28(金)
渋谷西武1階CHOOSEBASE SHIBUYAで展示販売及び 展示しているもののWeb販売をしています 滅多にない実物を見れるチャンスですので、 お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください 営業時間は午前11時〜午後9時までです 12/6発売の雑誌CREAに鶏口舎の作品が掲載されます そちらもぜひ手にとって見て見てください