丸底でかバッグ　コデマリ（冬糸バージョン）

　コデマリの巾着を編んでいた時に、バッグも編みたいと思い時間を見つけて編みました。ベースは野呂英作の糸「はなあかり」（まるで、ヴィルヘルム・ハマスホイの色使いのような色糸。静寂な中に艶めきもあり、描く対象へのさりげない愛情を表したような色糸）と、ペールグレーのキッドモヘアファインと二本取りにして、もふもふ感のあるフワッとした感じで。野呂英作の糸は、40％offでゲット。配色糸は葉っぱをソフトドネガル （廃盤色）、お花の部分はリッチモアのスペクトモデムを使用。持っていたらなんとなく心が温かくなるバッグにしたいなあと思いながら、お花の部分をブルー系とレッド系の糸で編みました。裏地はkippisの「ユハンヌス」のブルー系。バッグの縁と持ち手にリンクした布。何だか、お花畑の中にいる感じに思えます。
　かなりでかめのバッグです。163センチの身長の私が、腕を伸ばしてこのでかバックを持つと、地面から10センチほど上がったところにバッグの底が来ます。イメージとしては、少しのっぽな女性が、大きなバッグを地面すれすれに持っている感じです。その姿がなんとも可愛いと思って制作しました。ですので、身長が低い方が持つと、バッグが地面につくかもしれません。腕を曲げて持つ分には問題がないのですが、あらかじめお伝えしておきます（写真を参考になさってください）。
　今回は内ポケットを２つ付けました。持ち手はバンブーのLサイズ。近所の手芸屋さんになかったので、ネットで取り寄せました。kippisの「ユハンヌス」も、ネットで取り寄せ。その分バッグのお値段に反映しています。相変わらず、ミシンが苦手なので、その分も合わせての価格です。また、バッグ本体と裏地は手縫いで縫い合わせています。気をつけて縫っておりますが、使用頻度が高いと、縫い合わせた糸が解けてくる場合がございます。お客様の方で、縫い合わせ可能と思いますが、送料はいただきますが、縫い合わせは無料にて承ります。また、メンテナンスには可能な限り対応いたしますので、何かございましたら、遠慮なくご連絡ください。但し、故意によるものには応じかねます。
　個人的には気に入っています。少し春の兆しが見えてきた冬の終わりに良さげなバッグです。

《使用糸》 野呂英作　はなあかり　毛50％絹25％アルパカ25％
パピー　キッドモヘアファイン　モヘア79％ナイロン21％
リッチモア　スペクトモデム 毛100％
ソフトドネガル　 毛100％　イギリス製
《裏布》 kippis シーチング　綿100％
《持ち手》 バンブーLサイズ