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紙に刻むアート。美しき切り絵の世界

一枚の紙を切り抜き台紙に貼り込んで、美しい絵を描く切り絵。黒い紙を使い、人、動物、植物などを繊細に表現します。切り絵アートの発祥はインドにあり、シルクロードを経てヨーロッパや中国に伝えられ、中国では「剪紙」として1500年以上の歴史があるのだとか。日本では長く、儀式や着物染めの型紙として使われてきました。今回は、自由な発想により生み出された個性豊かな切り絵作品をご紹介します。

▼浮かび上がる影の美しさ。「植物標本」の切り絵

こえだ社さんの【植物標本シリーズ】より、リシマキア・ヌンムラリアの切り絵。鮮やかなイエローグリーンの丸い葉が四方八方に広がる植物です。植物標本シリーズには他にもアナベルやスズランなど身近な植物が多くあり、いくつかの植物標本シリーズをコレクション風に飾るのもおすすめです。窓辺に置けば、美しい切り絵の影にうっとり…。空間に溶け込む温かみのある切り絵作品をお楽しみください。

▼梅雨の季節は読書日和。動物の切り紙アート

雨音を感じながら窓辺で読書するチーターさんの切り紙作品。作り手のサトウアキコさんは主に動物をモチーフにした作品を制作しており、こちらは原画の一点もの。紙をハサミで切り、糊で重ねて表現した動物たちは、皆いきいきとして今にも動き出しそうです。ショップには原画のほかに、切り紙作品を印刷したポストカードも。気になる動物さんと目があったら、ぜひお手元にお迎えくださいね。

▼切り絵を暮らしの中に。切り絵の京うちわ

うちわ面と持ち手を別々に作り、最後に差し込んで完成する京うちわ。京うちわに独自にアレンジを加えた大川司さんオリジナルの切り絵うちわです。「千鳥型」と呼ばれる柄のないタイプのうちわは、使わないときはインテリアとして飾っても◎。涼しげな夏の風物詩を取り入れ、これからの暑い夏を乗り切りましょう。

▼ゆらゆらと風を感じて。ホタルブクロとうさぎのモビール

古くから日本の山野に自生している山野草ホタルブクロとうさぎをモチーフにした美しいモビール。周りにはクローバーの葉と花が咲き乱れ、のどかな夏の山野風景が表現されています。じっとりとした雨の日も、日差しの強い夏日も、ゆらゆら揺れながら光を通す切り絵を見ていたら、すっと涼しく感じられそうです。

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2024年6月25日


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