今週のテーマ記事
なつかしいものたち
ふらりと入ったお店で、なぜか惹きつけられてしまうもの。そんなに古いわけじゃないかもしれないけれど、どこか時間の積み重なりを感じさせるもの。そんな懐かしい気持ちを刺激する、ふしぎなものたちをご紹介します。
うすぐもりを閉じ込めたガラスでできた、ダイヤモチーフの馬
薄くもやのかかったようなガラスでできた、淡い存在感の馬の置物です。持ってみるとずしりと塊として重みを感じられそうです。こちらの作品はトランプのダイヤがモチーフですが、作り手さんのショップには他にも色々なガラスの馬がいます。すべて一点もの。
昭和初期からの老舗が手作業で仕上げる、昔ながらのべっこう柄眼鏡
作り手の【眼鏡ノ奥山】さんは、1930年から都内に工房を構える老舗の眼鏡屋さんです。材料は近年の主流であるアセテートではなく、全て昔ながらのセルロイドを使用されています。職人が手作業で仕上げるため、一人一人の顔の寸法にあった調整が得意な他、サングラス、老眼鏡、PCレンズ、遠近両用レンズ等のあらゆる加工に対応してもらえるのも老舗ならではの魅力です。
廃盤になっていた原型に、新たな彩色を施し作られたフラワーベース
現在では利用されなくなってしまった原型を復活させ、作品を作っていらっしゃるPOTPURRIさん。現代の感覚に合わせて新しく彩色されたフラワーベースはまったく古臭くなく、むしろモダンなテイストとなっています。手描きの文様や釉薬による表情が、個性的でありながら温かみを感じさせてくれます。
手触りの良い槌目が特徴の、真鍮製のマッチ箱ケース
現代ではなかなか使う機会も少なくなってしまったマッチですが、あの独特の形状や擦って火をつける時の音や匂いには、一種の感慨が生まれます。こちらの作品は、そんなマッチの情緒をより盛り上げてくれそうです。真鍮は時間が経つほどどんどん味が出てくるため、使いながらの経年変化も楽しめます。槌目の他、プレーンやエイジング柄も販売されています。
もっと見たい方はこちらからどうぞ↓↓↓素敵な作品がたくさん並んでいます。
2021年7月12日