今週のテーマ記事
ちくちく刺し子
布に色々な糸でちくちくと模様を紡ぎ出す刺し子。元々は布を丈夫にしたり、保温力を上げるために行われた日本の古い刺繍技法ですが、今はその模様の美しさから様々な形で楽しまれています。今回はそんな刺し子の作品たちをご紹介します。
ゆるやかなドット模様が可愛い、さらし生地の刺し子のふきん
綿100%のさらし生地を使用した刺し子刺繍のふきんです。白のベース生地に、麦色、空色などの糸で仕上げられています。手しごとを感じさせる緩やなドット模様が、暮らしにちょうど良いくつろぎを与えてくれるようです。キッチンで普通のふきんとして水切りや食器拭きに使うだけでなく、ハンカチとして使っても素敵です。
お好きな色とモドコ(模様)が選べる、こぎん刺しのネックレス
青森県津軽地方の伝統工芸である、こぎん刺しの技法を用いたペンダントです。「モドコ」とは刺し子の模様のことで、現在では約40種類が存在すると言われています。こちらの作り手さんのページでは、注文の際にお好きなもどこと色の指定が可能なため、自分だけの刺し子を作っていただけます。ペンダントの他にも、ブローチやヘアゴムなど、様々な刺し子の作品が並びます。
手裏剣型のモドコが丁寧に描かれた、こぎん刺しのコースター
こちらも伝統技法のこぎん刺しで作られた、八角系のコースターです。鮮やかな黄土色の糸で丁寧に施されたこのモドコの名前は、「手裏剣」と言うそうです。作り手さんのページには、「花こ」「豆こ」「へび柄」の他、オリジナル模様など、様々なデザインの刺し子作品たちが並んでいます。自分の好きなデザインのモドコを探してみるのも楽しいかもしれません。
日々の生活の中で刺し子を楽しむ、色鮮やかなペンケース
刺し子といえば衣服やアクセサリーでよく目にしますが、こちらは刺し子が施されたペンケースです。古い伝統技法でありながら、日常生活でも使いやすいカジュアルでオシャレな表現は、刺し子の新しい可能性を見せてくれているようです。お色は全部で5種類ですが、残念ながら現在はベージュのみがお求めいただけます。ギフト対応もしているため、プレゼントにもおすすめですよ。
2022年2月14日