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KALEIDOSCOPE(カレイドスコープ)と申します。
雪国の小さな町で生まれ、本を読むこと以外は、山や川に親しんで育ちました。
小学校に上がる前から、祖母や近所のおばあちゃん達から藁の縄を作り方を教わり、母には編み物や裁縫を教わりました。
さらには、一人でいる時も、つまようじで小さな椅子を作ったり、枝や石など身の周りのものを何かに見立てて創作したり。
つくる歓び、楽しさは、気づけば私の人生の大切なものとなりました。
やがて美大へ進学。高校から始めた油絵と、大学で専攻した銅版画を中心に学びました。
しかし、油絵や銅版画を創作し、販売して生活して行くということには確信が持てず。何をすべきか、悩みの中で卒業を迎えました。
*革との出会い
大学卒業後に講師を勤めることになった東京都職業訓練校にて、私は革と出会う事となりました。
塗装、木工、金属加工など様々な分野がありましたが、その中で私は皮革加工コースの講師を担当することになりました。
職業訓練校で教えていたのは、昔ながらの重厚感のある鞄。手の込んだ製法でした。
古くからの道具だけで型紙をつくり、革を裁断し、やがて作品へと仕上がっていく行程。そして仕上がったものが人々の生活に活かされ溶け込んで行く様子。
それは、幼少の頃に感じていた、つくる歓び、楽しさを鮮烈に思い出させてくれるものでした。
絵画は美しさや感動を与えるけれど、もっと日々の生活に寄り添えるものが作りたい。そう確信しました。
それから、独自のものをつくるために革について日々学びました。
イメージしたもの、イメージされたものをカタチにできるようになった頃、革製品のオーダー制作を始めました。KALEIDOSCOPEの始まりです。
*KALEIDOSCOPEのエッセンス
装飾目的で採取される毛皮や、希少な生き物、特殊な生き物の革は使いません。 人間の娯楽のためでなく、食肉の副産物として頂いた皮を、古来からの鞣(なめ)し技法で作られたヌメ革を用います。 現代では忘れがちな、余さず頂く事。
人類の、古代からのものづくりに対する想い、技法を現代に受け継ぐ事。
「余さず頂く。現代に受け継ぐ事」
それが、KALEIDOSCOPEのエッセンスです。
それらのエッセンスが、作品を通して皆様に伝わる事を願いつつ、今日も革に刃をいれています。
KALEIDOSCOPEの自己紹介
*クラフター略歴
山形出身。
武蔵野美術大学造形学部油絵科卒。
東京都職業訓練校にて、皮革加工コースの講師を勤める。
同時期にバーバリー、サマンサタバサ、コムサデモード等、大手アパレルブランドのバッグ製造会社にてバッグ製造に従事。
2007年ハンドメイド•オーダー革製品「KALEIDOSCOPE」、誕生。
革製品が主ですが、他にもいろいろやっています。
人力車の幌(ほろ)のデザイン•制作や、車の特殊塗装など。
今年は和装のための作品展開が目標のひとつです。
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