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2025/1/18(土) 〜 1/19(日)
~ミャンマーの奇跡の織物、蓮布の歴史と技術~ 皆さま、ハスから作られる織物をご存知でしょうか? 蓮の布は、ミャンマーの南シャン州インレー湖でとれる蓮の茎を折って抽出した、粘り気のある繊維を何本も縒り合わせ糸を作り、織り機で織り上げた、、世界でも非常に珍しい布です。 ミャンマーでは古くから高貴な花である蓮で作った僧衣を、高僧へ寄進するために、70年以上前に開発されました。この技術を編み出したのはジャーウという、当時50代の女性でした。ジャーウさんは蓮華袈裟を織って生計を立てて、生涯を送りました。 その後1986年に彼女のこの技術を継承し、新しい製品を世に送り出してきたのが、Daw Ohn Kyiであり、その会社Aung Sakkyar Lotus Robe Production Co.Ltd. (アゥン・セッチャー蓮織物生産会社)です。 蓮の生地、蓮華の袈裟は、今や、世界中の観光客の注目を浴び、博学な僧侶や学識のある方の関心を引いています。 蓮の布の製造期間は年間に6ヶ月だけで、6月から11月までの雨季の間だけ製造することができます。なぜならば、蓮は雨季の間に活発に生育するからです。 蓮糸と織物の特徴は、また、蓮の花の香気があり、冬季に着用すると暖かさを、夏季に着用すると涼しさをもたらします。