青い縄文カップ2　前期 諸磯式

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縄文土器をいにしえの時を想う青で表現したシリーズです。
7000年以上前の縄文前期、関東地方の諸磯式土器を参考にしています。
二重沈線で描かれた模様は、具体的な形というよりも線の配置を楽しんでいるような抽象的な表現になっています。

中も同じ青になっており、手捻りで作っています。
無釉薬ですが備前のように締まっているので
濡れても表面だけで染み込まずすぐ乾きます。
水を入れても大丈夫なので
小さな野花など生けたり、ハイドロカルチャーや水耕栽培も楽しめます。
根腐れ防止剤を底に入れれば穴はなくても鉢植えにできます。

口径8.5cm h12cm
材質　陶器

作ってみると縄は接触面が小さいので、土離れよく転がって、土を締めながら成形するのに効率がいい事に気づきます。日本特有のベタつく火山灰質の粘土には縄目はいわば必然。
ただの模様じゃないのです 。
すごいですね、16000年前からあった世界最古の土器の知恵。

縄文早期のアカホヤ大噴火後から縄文人は外海に出て大航海が始まっていました。
教科書で習う四大文明は、水稲が九州で見つかり土器が一番派手に展開し流通した縄文中期。
倭人文化圏として日本中そして海を超えて見つかる縄文遺跡は木製品が腐ってほぼ残らなかったものの土器が高度な流通社会だったことを証明しています。

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