プロフィール
トモクニでは創業以降独自に技術開発を繰り返し、
現在も自社社内にて手袋生産を行っております。
特に革手袋におきましては、全ての工程を自社社内で
行っている企業は、日本国内では数える程度しかなく、そのうちの1社が弊社です。
こだわりぬいた日本製手袋の品質を、
お手にとってお確かめください。
革の選定
弊社の取り扱いの革は鹿革、羊革、牛革、豚革がございます。
生き物なので、生息地でも質感が変わります。
例えばギリシャの羊革は柔らかく触り心地は非常に良いですが
平地の生息の為、耐久度にかけています。
エチオピアの羊革の場合高度が高い所に生息しているため、
寒さが厳しく革そのものの耐久性が高いです。
お客様のニーズに合わせて使用する革を変更しています。
裁断工程
生地の場合裁断は纏めて行うことが出来ますが、革の場合1頭ごとに傷が有り回避するため一枚ずつ裁断を行う必要があります。
傷を回避し、常に革手袋製造に向いている箇所の裁断を行うことで、より美しい革手袋を製造することが出来ます。
革は裁断する箇所によっても伸び、傷が異なります。
また革の種類によっても裁断の際の感触は違います。
手袋を最も美しく、かつ無駄のないように一枚の革から裁断ができるよう、弊社には専属の裁断士が在籍しています。
縫製工程
手袋の縫製ができれば何でも縫製することができると言われるほど手袋の縫製は高度な技術が必要です。
特に革手袋はミシンの穴は不良品となってしまうため、一度のミスも許されません。
弊社では勤続50年の職人を始め、ミリ単位の仕事をこなす職人が働いています。
完成品をバラバラにして、再度ミシンの穴がわからぬよう針の穴の上から針をミシン針通すことで、全く同じ革手袋を再生する技術を持っています。
縫製技術について
一枚の革の中でも、厚い、薄い、伸びる、伸びない等の様々な特性があります。
例えば伸びる革には、縫製途中に伸びていかないように、時には下敷きを敷いて縫製しています。このように、性質ごとに縫製方法を変えています。
また縫製中にミスをした商品は、針穴が残り商品になりません。そこで、手袋を一部分解した際などに、場合によっては一度縫った針穴の上をミシンで走らせるといった手法も採用しております。
これらは全て、我々が誇る独自技術でございます。
職人について
職人一人一人が、縫製員ということに誇りを持って仕事に取り組んでいます。
お客様の手に渡った際に、トモクニの手袋の良さを肌で感じて頂けるよう、一日一日心を込めて縫製をしています。
修理の依頼が時折ありますが、長年愛用されている手袋を見ると胸が熱くなります。それは大切に使って頂いたお客様への感謝の気持ちです。