プロフィール
不思議なことに、私と布とが出会ったのは子供のころから。
はたおり機でウールの服地を織る両親のもとで、糸と布に囲まれて育ちました。
朝早くから、夜遅くまで糸を巻き、布を織っている音がしていたのを記憶しています。
裁縫好きの母に、ミシンや手刺繍をおしえてもらい、縫うことで新しくなにかが生まれる事の楽しさを教わりました。
20代にはファブリックメーカーで作り手としての仕事にたずさわり、その後結婚。家事と育児中心の生活を送りながらも、子供の服や身のまわりのものを手作りすることで、布とのふれあいは絶えることがありませんでした。
そして30代で再びファブリックを扱う仕事に就き、多くのお客様にコーディネートのお手伝いをしてまいりました。
今回リネンやコットンの天然素材にこだわりをもったのは、たくさんであった布の中で、伸びたり、縮んだりちょっと落ち着きがない天然素材の布。不揃いの糸で織りあがられた生地から入る光の柔らかさに魅了されてしまったからです。
出会った生地から生まれる、そこにしかない表情を大切に、オリジナルスタイルやオリジナル刺繍などで、シンプルだけど、他にはない個性をお客様のお部屋に織り込んでいけたら、との思いでこのリノテキスタイルを立ち上げました。
リノテキスタイルは、使われるお客様はもちろん、作り手である私が満足のいくいろいろなフォルムをみなさまにお届けしたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。