プロフィール
ひらがなをモチーフにしたアクセサリー
日本特有の文字『ひらがな』の曲線のうつくしさを伝えたい、日本の伝統を残していきたいという想いでつくりました。
常に意識していたい、心に留めておきたい言葉をモチーフにしています。
「ありがとう」= 感謝の気持ちを忘れない、
「うつくしい」= 常に美しくありたい、
「きずな」= 助け合いの気持ちを忘れない、
「ゆめ」=いつでも夢を持って
また、日本の都市名のモチーフを身につけることで世界に発信したいという想いもあります。
「とうきょう」、「しぶや」など
日本の美意識を身に着ける新しい形
のびやかな線、自在な文字の連なり、間合い。書家・國廣沙織は『ひらがな』のうつくしさに魅了されてきました。万葉の時代から受け継がれる「かな」は日本特有の文字文化。
千年の時を通じ日本人の想いを伝えてきた伝統を今に結びつけることは、ひとりの書家としての使命でもあります。その一心で生み出した、書を身近に感じ、日本の美意識を共有できる新しい形が「Hiragana」のシリーズです。
筆を手にした書家の仕事は躍動感に満ちている
芸術としての書はライブアートでもあり、三次元的ともいえるもの。筆が入るとき、線を引くとき、止めるとき、はねる時と、書家の筆は紙の厚みを超えて深く沈み、高く跳んでいるのです。
「Hiragana」では、墨のやわらかな線を金属の硬質な質感で削り出すことで、フォルムに筆のダイナミズムが現れ、本来のかな文字のしなやかさに、キリリとした表情が加わりました。これは國廣沙織が理想とする淑やかでいて芯の強い日本女性のイメージそのもの。
「柔よく剛を制す」日本女性の独特な感性を世界に発信するアートでもあるのです。
書を洗練された和のデザインとして発信する
海外からのゲストが旅の思い出として求める日本のお土産は、日本を語るもの。
そうであるなら、和のモチーフでかつ洗練された意匠であってほしい。日本人が使って良いと思うもの、デザインとして和の美意識が伝わるものがふさわしいと思うのです。しかし、町を歩いていても、メディアを見ていても、日本人はせっかくうつくしい文字を持ちながら、日本語に関心が薄く、ロゴや広告の文字に日本語を使うことにも消極的だと感じます。
そこに敢えて「Hiragana」を世に問い、日本でも海外でも、日本語モチーフの服飾品を身に着けることがカッコいいという風を起こしたい。
世界に拓ける時代だからこそ、「Hiragana」シリーズからはじまる書家・國廣沙織の仕事は、
書を礎にうつくしい和のデザインを展開してまいります。