プロフィール
私が扱っている柿渋は、世界でも岐阜県山県市伊自良地区にしかなく、飛騨・美濃伝統野菜でもある「伊自良大実柿」という柿から作られたものです。
半世紀前まで同地区ではこの柿渋の製造が盛んでしたが、化学塗料の発展により需要が減り衰退していきました。
そして近年、「伊自良大実柿」は生産者の高齢化・後継者不足・太陽光パネル化により柿自体の生産量が年々減少してきています。
長い間地域の宝として親しまれてきたこの柿をなんとかして守るために、パートナーと一緒に放棄された柿畑を管理し、夏には地域住民・ボランティアの方々と協力して柿を収穫し、柿渋を作るため出荷しています。
そして出来上がった柿渋を使って、柿渋染め作品の制作や染め体験、染色依頼の受入をしています。