プロフィール
Atsukeは、一人の工芸作家が身につける作品を作りたいと思い始まったジュエリーブランドです。
以来、デザインから制作に至るまでの工程を作り手自身で行なっています。
シルバーをメインに、シンプルでありながら個性的で素材の強さが感じられるようなジュエリー。
それらが生まれた背景には、一人の手から紡ぎ出されたストーリーがあります。
「Art piece for yourself」
器や大きなオブジェクトは、置いて美しい。しつらえて美しい。
それだけではなく、もっと作品と関わり合ってみたい。ただ眺めるだけではなく、日常的に向き合ってみたい。
そういう思いがありました。
置いてあるよりもあなたの耳元で、首元で、それらはもっと美しくあるような。
身につけて初めて完成するようなアートピースをあなたの元へ届けたい。
「素材」
私はもともと、ジュエリーではなく板から打ち出す器ものを作っていました。
その経験から、Atsukeのジュエリーは一般的な方法であるキャスト(鋳造)ではなく、板物から切り出した形から出発しています。
素材はいつもうまく動いてはくれません。
熱して、叩いて、削って、磨いて。
Atsukeのジュエリーの形は、そのような制作の方法から着想されています。
素材と向き合う中で出会った二度とは会えない豊かな表情を、ここにとどめておきたい。
「あつけ」
新潟県の方言で、「あつける(預ける)」というものがあります。
祖 母が大切なものを私にあつけてくれたように、誰かにこの作品を託 したいという願いが込められています。