プロフィール
「neige」はフランス語で「雪」
ある雪の降る日、窓からチラチラと降る雪をぼんやりと眺めていました。そしてふとこう思いました。
「雪はすべてを静かに覆い尽くす。香りもこの雪のように静かにそして確実に香ればなんて素晴らしいことだろう」と。
この思いから「atelier aromaneige」が誕生しました。
広島県の県北に位置するアトリエは、山や川に囲まれたとても自然豊かな場所にあります。
有難いことに、香りのインスピレーションはこの豊かな自然が教えてくれます。
またそれぞれの季節が香りに趣を与えてくれます。
暖かな春の日差し、爽やかな風が吹く初夏、実り多い秋の豊かさ、雪を踏む音に心地よさを感じる冬。
四季の彩りを身近に感じる環境でアロマネージュの香りは作られています。
私は調香師として香り作りやワークショップをメインに行っていましたが、コロナ禍の生活の中、部屋に篭り外出もできなかったあの時期に、部屋でほのかに香る精油の香りたちにとてもとても癒され励まされました。
「香りがある生活はなんと豊かで癒されるのだろう」と改めて心から実感したのを記憶しています。
風に乗ってやってくるその季節の植物の香り
常に嗅覚を刺激しているのではなく
見事なタイミングで風と共に香ってくる
あの香り方
部屋にいつも充満しているような香り方ではなく、「風に乗って鼻までやってくるような香り方」に、心が躍りました。
ちょっとため息が出た時にフッと鼻にやってきて、その香りに心が喜び、また頑張れる。
そのタイミングが素晴らしかったのです。
そうやってコロナ禍を乗り越えてきました。
どんな香りかも大事ですが、「どう香るか」も大事と気づいた大切な時期でもありました。そして私はそこからディフューザー作りに取り掛かったのです。
atelier aromaneigeではガラスのディフューザーのみならず、アロマミストやブレンドアロマオイル、鉱物を使用したミストなども取り扱っており、ガラスのオブジェなどもあります。
そして、atelier aromaneige が使用する精油は世界中から厳選された精油のみを使用しております。
その精油の数は140種類以上です。
そして同じラベンダーでも産地や採油時期、抽出方法など違えば全く違ったラベンダーの香りになります。
だから作品によっては同じラベンダーでも使い分けることがあります。
また、精油のみならず、乳化剤や防腐剤も天然由来のもので、ボトリングやラベリングまで全て手作業です。
OEMで大量生産するのもいいですが、材料から容器、香りの微調整など細部まで関われるのは手作りならでは。
そして出来上がるまでの「思い」が込められるのも手作りのお陰だと思っております。
100人いれば100通りの個性があるように、作り手が良い香りと思ってもその人にとってはそうでないこともある。
だから atelier aromaneige の香りはこれからもっと増えていきます。
香りのサンプルもあるので、ぜひ香りを味わってみてください。
香りのある生活をもっともっと身近に
香りでたくさんの方が心身共に癒されるのが私の願いです