ムカデと獣の幽霊

昨夜ムカデが我が家に出た。気配も無く、異様に真っ赤な身体に無数の足と身体をくねらせている。真夜中だった。しつこく生命力の強いものが本当に苦手である。始末するのが容易ではない。そんなものが世の中には多く存在すると思う。疲れもあり恐怖を感じる生命力であった。後で毘沙門天の使いだと知り安堵する。次の朝小さく存在感すらない虫の死骸になった姿をみて霊のエネルギーを改めて考える。そして数日たちあることに気がつく。あんなに困らされていた獣の幽霊達が消えたのである。後でムカデの毒を使った薬の事を知る。白蛇の霊に続きムカデの霊とも暮らすようになった。とても居心地が良い愛する存在となった。

こちらの作品は物語の途中を描いた中の１枚である。地球に肉体があるうちに沢山の作品を皆様に見て頂き何かしら共感して頂けたら嬉しく思います。

こちらは色紙サイズの手書きの作品です。

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