夏のさらっとバティックスカート

さらっとした化繊混紡のバティック生地で、夏の気軽なスカートを作りました。
最初の画像はバックスタイル。どこを前にしても着用できますが、ポケットの位置的に。

この生地はマレーシア東部・クアラトレンガヌという街で作られたもの。2023年に求めました。
マレーシア東海岸はいくつかバティックの産地があり、今も作られています。ただインドネシアと比べてしまうと大量生産品であったり、化繊混紡が好まれていたり、ロングワンピース用に予め柄が配置されていたり、と違いもあり、なかなかこれだという生地に出合うのが難しいことは否めません。
クアラトレンガヌもそんな産地の１つ。海に面した街のあちらこちらにバティックサロンを積み上げた店がありました。市場に行くとサロンの店のほかに、ウミガメのぬいぐるみを大量に積み上げた店もちらほらあり、聞けばウミガメが来る（産卵するのでしょうか）ことでも有名な街なのだそうです。コロナ後とはいえまだまだ観光客も戻っておらず、シャッターを下ろした店も多く、すっかり終わった感のあるあの災厄はまだ続いているのかなと感じました。
この街は斜め模様の柄が特徴的と聞いていますが、そんなサロンが数多い中で珍しく縦のボーダー柄があったので求めてみました。

少しハリがあり、乾きやすく、シワになりにくいという化繊のよさも生地を扱ってみて見直しました。
夏の気軽な一着にどうぞ。

着丈　85CM
裾幅　63CM
ウエストはフリー、最大で110くらい
シームポケット１つ