【読み物】手彫りはんこ その他ご案内
(同ショップ内)
◆ビニールゴム版について
画像1枚目は現在採用しているビニールゴム版です。爪でなぞるとザラザラと音がする若干粒立ちした素材です。ベタ面は点描の様な雰囲気になります(インクの乗りによる)。版画用のゴム板で、消しゴムではありません。彫刻刀で彫った版画特有の渋く繊細な風合いがそのまま楽しめ、特別なお手入れもいらず丈夫で長持ちいたします。が、その分市販のはんこや消しゴムより硬いため押す際は力を込めてください。大きいものになってくると、力の弱いお子様やご高齢の方には難しいかもしれません(はんこを四角形に見た時、短い辺が4㎝以上の物は大きいと言えると思います)。ただし大きいはんこも以下を意識していただければきれいに押せますのでご安心下さい。
◆きれいに押すための注意やコツ
・スタンプ台
市販のインクには染料系と顔料系がありますが、普通紙に押すのでしたら顔料系のスタンプ台をご使用ください。そしてインク残量が十分ある物をご使用ください。色は黒はじめ濃いものがお勧めです。染料系のスタンプ台は紙には滲みやすいです。(これはビニールゴム版に限らず)
・紙
コピー用紙や官製ハガキの様に表面がスムースなものをお勧めします。画用紙のようにデコボコしているとかすれます。ダンボールも不向きです。撫でてツルツルしているな、と思える紙がきれいに押しやすいです。しかしあえてかすれを楽しむというのもありだと思いますので、これもお好みで。
・インクの付け方
インクがうまく付かない時は、ゴム版を上に向けてテーブルに置き、インクをパタパタと軽くはたくように全体に塗布してみてください。そして光にかざして満遍なくインクが付いているか確認してください。
・押し方
はんこの上下を片手で支え、もう片手の親指の腹で取手の絵を押し込む様にします。紙にインクを染み込ませるイメージでじっくり圧をかけてください(ベタ面は特に強く)。立った姿勢でやるときれいに出やすいです。大きいはんこの場合には捺印マットを使いながら、たっぷり時間をかけてください。
・印刷ムラ
インクの乗りや力加減の事もありますので、まったくムラなく押すには練習が必要かもしれません。ただかすれてしまったと思ってもインクが乾くまで待ってみてください、その印刷ムラが版画らしい粋な雰囲気を出してくれます。あまりにもかすれる時はスタンプ台のインクを補充してください。
◆お手入れ方法
使用後は綿布でインクを拭き取ってください。水を含ませるとよりきれいに落とせます。汚れが気になる場合は除光液を含ませて軽い力で拭き取って下さい。目詰まりがあった時はつまようじ等で優しくゴミを取り除いてください。保管する際は印刷面にデコボコしたものが長時間押し当たる形にならない様にしてください。印刷面に跡がついてしまいます。
ショップへの感想コメント
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夏のごあいさつポストカード7※10枚単位(浜辺市、スカートバルーン)
出すのが楽しみです!
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by 福助クラフト
この度も素敵な作品が届きました。 大切な方々に送る年に1回のイベントですので1枚の中に既存のイラストとは違う柔らかい雰囲気のあるこちらのお品にして正解でした。 またご縁がございましたらよろしくお願い致します。