凍てつくような冬の朝。氷のかけらになった水溜り。霜が降りた小枝や草花。今にも消えそうな青白い月と星。ちらちらと舞う粉雪…。美しい冬の風景は身体の奥まで染みこんで、乾いた心をそっと潤してくれるよう。澄んだ空気の朝に身につけたくなる、冬色のアクセサリーをお届けします。

編集後記

霜が降りる頃になると毎年思い出すのは、小学3年生の冬の日々のことです。赤いランドセルを背負って、隣の家に住んでいた友達と毎日のように歩いた通学路。道端にりっぱな霜柱を見つけては、さく、さく、と片足で踏みながら学校へ向かいました。時々大きな水溜りに氷が張っていて、すごいよ!と言いながらパリンと踏んで、手のひらに乗せて「冷たいね」と笑い合って…。春になり東京へと引っ越した友達は、お母さん同士になった今でも友達。遠くに住んでいてなかなか会えないけれど、そんな些細な思い出を色濃く覚えていることを、今度会えたら話してみようと思います。(編集・I)
次回予告 配信日 2024.12.25

次回のiichi通信は「冬の森の物語」。雪の積もる白い森で出会ったのは、小さな家や冬の動物たちに、それを見守るお星様…。そんな物語が浮かぶようなオブジェやうつわ、装いのものを集めてお届けします。どうぞお楽しみに!

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