細木のカラフル寄木のネクタイピン　＊売約済

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４色の銘木による寄木でネクタイピンを作りました。

　鮮やかな赤色のアフリカンパドウクは磨くと美しい光沢がでることから内装品や装飾品などに使われています。
　アフリカンブラックウッドはグラナディラとも呼ばれ楽器などにも使用される木ですが、木質は極めて重硬で材面は緻密で均質で少々油分があるので磨くときれいな光沢が出ます。
　パロサント（Palo santo）は、木材としては珍しい緑色をした木です。アロマ用の香木パロサントとは別の科に属し異なるものです。 今回のパロサントはアルゼンチン・パラグアイ産のもので、甘い香りがする樹種です。油分も豊富で手触りもなめらかで高級家具や内装・装飾品などに用いられています。
　ソヨゴは、モチノキ科の常緑樹ですが冬でも葉が青々と茂っていることから「冬青」と表記されることがあります。特徴は何と言っても緻密でなめらかな材の白さにあります。
　これらの４つの鮮やかな色を交互に重ねて市松模様状の寄木にしています。さらに細くカットして、再度寄木として合わせています。両端にピンクアイボリーを固定して細かい模様を締めるようにしています。ピンクアイボリーは材の面がとても滑らかで象牙の手触りに似ていることから、「アイボリー（象牙）」という名前が付けられました。このピンク色は染色ではなく天然の木の色です。美しいピンク色が特徴の銘木です。
　他の木の色が混じって、本来の鮮やかな色合いが損なわれないように丁寧に研磨しています。また、通常のオイル処理では色味が変化することから今回は固形ワックスで処理した上でガラスコーティングを施しています。最終的にはビーズワックス・カルナバワックスを塗布して磨きました。
寄木の模様がタイピンを身に着けた時に「右肩上がり」になるように、ネクタイピン金具（シルバー）にエポキシ系接着剤で固定しています。


温かみがある上に華やかな雰囲気の木のネクタイピンになりました。フォーマル、カジュアルどちらの場面でも使用できます。

材料：
ソヨゴ、パロサント、アフリカン・ブラックウッド、パドウク、ピンクアイボリー
ネクタイピン金具（シルバー）

サイズ：　
木部（　幅　5.8mm、　長さ　51mm、　厚み　2.7mm；
金具込み最大値　17.9mm）　　重さ　5.3ｇ　
　

No.《　428　》

備考：
艶が無くなってきたり半年程度使用した後などは、乾性油のエゴマ油、亜麻仁油やクルミ油等を少し含ませた柔らかい布で拭いてください。これらがなければオリーブオイル等でも結構です。少し時間をおいて拭き取っていただけると艶・色が戻ります。

○作者からのお願い
・作品はすべて一つずつ心を込めて手作りしています。
・自然の木を使っていますので、木の部分にはムラがあることがあります。
・天然の木の色には時を経ると変化するものもあります。
・それらも手作りの風合いだと思っていただける方にご購入いただければ幸いです。
・手作りですので機械的な正確性や大きさ・対称性を確保することが難しいことがあります。