【美しい蛍光石】オイルインクォーツの原石シルバーリング【ミモザ】

セミオーダーシリーズがひと段落したので、本日は新作の発表です( ◜ω◝ )

皆さんはオイルインクォーツをご存知でしょうか？

石沼（※石が好きすぎて沼にハマった人）の方は見たことあるよ、という方もいらっしゃるかもしれません。

ただ鉱物としては見たことはあるけどルース（宝石加工状態）はないかも。という方が多いかもしれません。

私もルースは1カラットオーバーの大きいものしか見たことがありません。その理由は後ほど説明しますが、「ルースがないなら原石で作ってしまえばいいじゃないの」…ということで作ってしまいました、原石リング( ◜ω◝ )

オイルインクォーツってなに？という説明がまだでしたね。

オイルインクォーツはその名前の通り石油（オイル）が入った水晶です。

水晶は時間をかけて成長するのですが、その過程で近くにあった石油が入り込んで中に閉じ込めたものがオイルインクォーツです。

ダイヤモンドのような美しさから巷では「ハーキマーダイヤモンド」と非常に紛らわしい名前がついていることもあります（正確にはオイルインハーキマーダイヤモンドクォーツ）。

これも厳密にはニューヨークのハーキマーで取れたクォーツのことを指すのですが市場では響きが良いのでオイルインクォーツをハーキマーダイヤモンドと呼んでいることがしばしばあります。

「ダイヤモンドなのにやっす！原石だからかな？」と思って騙されて買ってしまった人もいるかもしれません。…かつての小鳥屋も危なかったことがあります(´ω`；)笑

オイルインクォーツの魅力はなんといっても美しい蛍光。水晶の中に閉じ込められた石油がブラックライトに反応するんですよね( ◜ω◝ )

これがとても綺麗で私はこの石を一時期買い集めてました。

いつか原石リング作りたいなー、と。

しかし、それが大きな間違いだったのです(´ω`；)

冒頭で言いましたが、オイルインクォーツはルースの形をしているものがほとんどありません。それはなぜか？

理由は単純「水晶の中に閉じ込められているオイルが研磨する際に漏れ出したらアウトだから」です。

そう。削りすぎるとオイルを閉じ込めた層からオイルが漏れちゃうんですよ(´ω`；)

これは加工の時も同じで、石を留めている時にうっかりオイル漏れさせてしまうことがあります。めっちゃリスク！((( ﾟдﾟ ;)))

だから宝石業界ではオイルインクォーツはわりと観賞用なんですよね笑

でも、見てくださいよ、この子、水晶の中にミモザの花の様な黄色いインクルージョンがあるんです。多分オイルだけど笑

普段は黄色いオイルのインクルージョンがあるさりげない石だけど、ブラックライトを照らすとバチバチの雷光のような蛍光を見せるこの石、そりゃ作るしかないでしょう(∩∀｀*)笑

ということで、この子の銘は【雷光】と【ミモザ】で迷いましたが、あまり厨二な銘ばかりつけると売れないので【ミモザ】で笑

この子の観賞は絶対にブラックライトで！そして、できれば宝石用のブラックライトをおすすめします。ネット通販で3000円くらいで買えますので他の宝石と共に楽しむ予定があるならば絶対宝石用を買ってください！

石との出会いは一期一会。もし呼ばれていたらこの機会をお見逃しなく！

石:原石　オイルインクォーツ　縦5mm、横4.5mm
サイズ:10.5〜12.5号
地金:シルバー925
仕上げ:サテン仕上げ（※お好みで燻加工もできます）

※当店の商品はネットショップで代理人による委託販売はしておりません。安くても怪しいサイトでうっかり買われないようお気をつけください(´；ω；｀)