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《大漁》 朝焼け小焼だ、 大漁だ 大羽鰮(おおばいわし)の 大漁だ。 浜は祭りの ようだけど、 海のなかでは 何万の、 鰮(いわし)のとむらい するだろう。
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《さびしいとき》 わたしがさびしいときに、 よその人は知らないの。 わたしがさびしいときに、 お友だちはわらうの。 わたしがさびしいときに、 お母さんはやさしいの。 わたしがさびしいときに、 ほとけさまはさびしいの。
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「風」 空の山羊追い 眼にみえぬ。 山羊は追われて ゆうぐれの、 廣野のはてを 群れてゆく。 空の山羊追い 眼にみえぬ。 山羊が夕日に 染まるころ、 とおくで笛を ならしてる。
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《蜂と神さま 》 蜂はお花のなかに、 お花はお庭のなかに、 お庭は土塀(どべい)のなかに、 土塀は町のなかに、 町は日本のなかに、 日本は世界のなかに、 世界は神さまのなかに。 そうして、そうして、神さまは、 小ちゃな蜂のなかに。
《 詩人の肖像 「金子みすゞ」 絵葉書三枚セット封筒付 》
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(金子みすゞ)肖像と詩
絵葉書 三枚セット(封筒付)。
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金子みすず
1903年4月11日-1930年3月10日。
山口の生まれ。
10代半ばから詩を作り、
同県下関市に移り住んだ20歳ごろから雑誌に詩を投稿つづけるも
26歳で自ら命を絶った。
「私と小鳥と鈴と」「大漁」「こだまでしょうか」など。
自然とともに生き、小さな命を慈しみ、
命なきものへの優しいまなざしの詩。
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棚の下のちいさな小学校(廃校)校舎に 画室を移し20年が過ぎました。 さまざまな(絵 イラストなど)を素材ベースとした 手作りのものを見ていただいて そして …